eSimが必要な人は"ずばり"こういう人:海外出張組に楽天モバイルeSim契約がおすすめな理由!
日本ではまだそれほど浸透していないeSim。大手キャリアが独占的な日本ではそれほど必要性も高くなかったと思うのですが、楽天モバイルがeSimをリリースしており、今後、格安Sim含めて変化してくる分野と予想しています。
とはいえ、誰しもには重要ではないeSim。
どういう方にとって大事になりそうか、この記事で検討してみたいと思います!
先に結論:こういうユーザーにおすすめ
- 海外出張が頻繁にある人
- ひとつのスマホで、2回線を使い分けたい人
ずばり、この2つに当てはまる人です!
データ通信を2つの契約で分けたくて興味を持っている人もいるかと思いますが、eSimを提供しているIIJと楽天モバイルの契約内容を考えると、データ通信量を分け合うためにはそれほど便利ではないと思います。
そもそもeSimとは?
スマホやiPadなどのタブレットには、物理的にSimカードを差し込みます。大手キャリアで契約している人は、あまり意識しない方も多いかもしれません。
ただ、一部のスマホには、物理的なSimカードを差し込まずに、電子的にSim契約を交わし、利用できるという機能があります。
イメージとしては
・Simカードがすでにスマホに備わっている
・その備わっているSimカードに、契約内容を書き込むことができる
感じでしょうか。
物理的なSimカードが不要なため、海外に到着してすぐに利用が開始できたり、デュアルSimといって、2つのSim機能を同時に利用できたりできます。もちろん、通常の格安Simのように、追加でデータを購入したりも簡単にできます(楽天は無制限なので不要ですね!)
以下、日本でサービス提供している2社をご紹介します。
IIJのeSimサービス内容
日本で最初にeSimサービスの提供を開始したのがIIJ(インターネット・イニシアチブ・ジャパン)。日本のインターネット業界を黎明期から牽引してきた会社です。一般の人がサービスとして目にする機会は少なかったので、認知度が低いのかもしれませんが、昨今は格安スマホやデータサービスなどをやっているので、LineモバイルやOCNモバイルOneなどと同じようなサービスだと思っても誤解はないかとおもいます。
こちらのバナーにある通り、日本で初めてeSimサービス提供を開始。
主なサービスの特徴
データプランゼロというサービスが登場しています。
- 月額料金 150円(安い!)
- 追加データ1GB 300円
- 2GB〜10GBの追加データ 450円
- ただし、最大で追加できるデータ量は10GB
- その他新規登録料などあり
イニシャルコストとしてはだいぶお安い印象ですね。月額10GB利用すると
ただし、上限が10GBには注意が必要かもしれません。私の場合は明らかに10GB以上利用するので、このサービスを使う場合その他の契約と合わせて2つのSimを利用するという想定でしょうか。
楽天モバイルのeSimサービス内容
楽天モバイルは、通常の契約とeSimの契約で料金は変わりません!
つまり、楽天unlimited=月額2,980円というシンプルな料金がそのままeSimでも適応されることになります。
主なサービスの特徴
- 月額2,980円(いまなら、1年間無料!)
- 楽天の独自回線対応エリアであれば、データ使い放題(上限なし)
- 楽天の独自回線ではないパートナー回線エリアで5GB
- 解約の2年縛りなどなし
楽天の独自回線に対応している地域かというバーさえクリアできれば、定額で使い放題を選べるというのは安心して使えます!
想定利用シーン
IIJは他者に先立ってeSimサービスをリリースしていたこともあり、若干利用勝手が不便な印象です。データの持ち越しが翌月にできない、10GBまでしかデータを追加できない等。
IIJを利用するなら
- 他の回線を主契約にし、そのデータを補うために月間1〜5GB程度利用する
- 海外に住んでいる/滞在している期間がメインで、日本には定期的に帰国する。その際の番号や契約を安く維持しておきたい
でしょうか。「2」に当てはまる方であれば、使わないときでも月額150円で維持できてしまうのはお得ですね!
余談ですが、私はよく海外に行くため、海外でいちいちSim契約をするのが面倒+空港に到着してすぐに利用したいため、海外でSim契約をずっとしっぱなしにしています。安いサービスを探し回りましたが、全く利用しない月でも月額1,000円程度。150円、お水なみで維持できるのはお得過ぎます!
楽天モバイルを利用するなら
- 海外に渡航する際に、海外Simを利用したい。その際にSimの出し入れやプロファイルの削除やインストールの面倒さを省きたい
- 他の回線を主契約にし、そのデータを補うために利用したい
赤字にしてしまいましたが、私のケースは「1」です。
じつは物理的なSimを海外と日本であれやこれや使い分けるのは、なかなか面倒です!なかには、プロファイルをインストールしたり、競合するために削除が必要だったりします。それには当然ネット環境が必要ですから、データ通信が使えないとwifiスポットを探し回ることにもなりますし、空港からすぐに行動することも難しくなります。
日本で利用するデータ通信をeSIM化しておくことで、海外で物理的Simをすぐに利用できる。この利便性は大きい人には大きいはずです!
どちらのサービスの回しものでもありませんが、リンクはこちら。
(奇しくも2つのサービスともにピンクがブランドカラーですね!)
ただ、私が最近乗り換えたのは楽天モバイル。その経緯はこちらをご参照ください
楽天モバイルはこの条件がそろうなら買い!
家庭の固定費削減で、皆さんなかなか減らせないのがスマホ(携帯)料金ではないでしょうか?
大手キャリアで20年位契約してても何もいいことがなかったなと思うわたしですが、大手キャリア→格安Sim→楽天モバイルとたどった経緯を含めて、固定費削減、リアル体験として検証します!
大手キャリア、長期契約してもメリットは乏しい
年齢がなんとなくバレますが、わたしは20年近く、大手キャリアであるauを契約してました。20年、毎月8000円〜12000円位払っていたわけです。計算をシンプルにするために、月額1万円x12ヶ月(1年)x20年=240万円と、相当な金額を支払っていたことになります。
まさに、住宅費・保険代に次ぐ規模での高い固定費ですね。
最初に伝えておくと、2年縛りは20年継続してもありましたし、タイミングが合わずで、これだけのロイヤルカスタマー(長期契約で、お金を支払ったお客さん)であるにも関わらず、違約金9500円は取られました。ネットだと引き留めに合う事例もあるようですが、私の場合はなかったです。(クレーム記事にするつもりはないですが、最後は店頭に行って解約しようとしたら、店頭では困る事情があるので、電話して解約してくださいと突き放されました…)
格安simの登場以来、大手キャリアも少しずつ値下がりはしていますが、それでもまだまだ高い、かつ、サービスもわかりにくくいまいち。皆さんもこれから5年、10年とスマホを使っていくだろうなか、その期間、固定費を下げるに留まらないメリットがあればいいと思いませんか?
わたしのケース
私の利用実績はこんな感じ;
- 通話は、通話アプリだけでなく電話でも利用
- データは月額10GBくらい利用
- 家族契約はなし
① au
現契約で見ると
- 基本契約/データMAX:8,480円
- 通話定額ライト:800円
合計で、9,280円。
かつて20年ほど契約したキャリアですが、料金体系はいろいろ変わったものの、支払額としてはこれくらいが肌感です。たまに1万円を超えて、使いすぎたのかな?という感覚でした。
② OCNモバイルONE
auの料金がなかなか安くならなかったことと、超長期契約しているのに長期契約者に対する還元があまりにないことに不満があり、格安SIMのなかで、OCNモバイルONEを契約しました。追加SIM料金が無料だったことが、決め手でした。
現契約でみると
- 音声対応SIMカード10GBコース:2,880円
- 通話10分かけ放題:850円
合計で、3,730円
ただし、モバイルONEでSMSをヘビーユースすると、5通目超で別料金になるため、それなりに発生します。
とはいえ、auとの差額は5,550円。なかなかお安いです。
③楽天モバイル
モバイルONEもまずまず安かったのですが、わたし自身は月に応じて利用するデータ量が結構変わるのですが、モバイルONEは追加1GBごとに500円がなかなか割高であったことがデメリットでした。
それとauで契約していた時に、長期契約のベネフィットを感じなかったことが、モバイルONEでも同様だなと思っていたところでした。単純に単価は下がったけど、レバレッジがきいていない(そのほかのベネフィットによい影響が及ぼせていない)。
そこで、いろいろ調べて、なにかとスタート時に不評だった楽天モバイルにたどり着きます。
楽天モバイルの現契約では
- 2,980円(データ使い放題、通話料アプリで無料、解約の違約金なし!)
- 1年間無料(繰り返しますが、途中解約でも解約金なし)
合計は、当初1年間は0円。なわけです。
楽天モバイルはつながらない?
政府がスマホ料金が複雑で高いことを懸念し、通信量を下げる一環としても位置付けられていた楽天モバイル。格安SIMが大手キャリアの通信網を借用して展開しているのに対して、楽天は自前の通信網を整備しています。
そのため、サービスリリース当初は、「つながらない」「地域があまりに限定的」といった声が多く、不評なイメージでした。
当然ですが、楽天、対応エリアは拡充中。とはいえ、いまかすりもしない地域であれば、楽天モバイルチョイスはありえませんね…。
新型コロナウィルスの影響で外出機会がなくなった
わたしは国内・海外ともに出張族です。そのため、地方出張で電波が通じないとか、データ通信が制限されるとかは、だいぶストレスです。
それでも今回楽天モバイルを申し込んだのは、
- 無料期間である1年間、出張はほぼないだろうこと
- 自宅と職場は楽天モバイルのエリア内なこと
です。
こんな社会の状況がゆえ、日常生活で利用するエリアは皆さんもだいぶ制限されるのではないでしょうか? 今夏も地方の実家などには帰りにくいですしね。
それに加えて、途中解約手数料が無料であることも決め手になりました。試しに無料期間、まさに無料で使ってみて、だめならまた別のキャリアに契約すればよい…という打算です。
まとめ
皆さんの生活圏にも大きく寄りますが、楽天モバイルの推しポイントは以下です;
- 月額2,980円、データ容量制限が楽天通信エリア圏内では上限なしと他のキャリアにない好条件
- 懸念となる楽天通信エリアも都心部に在住であれば買い!な条件
- 途中解約で違約金が発生しないので、当初1年間(2,980円x12ヶ月=35,760円)分無料になる[別記事:つもり貯金で節約の効果を実感できるはず!]
これらの条件がそろうなら、検討に値するはずです!
年間24万円分の効果も生む、家庭の固定費を削減分の「つもり貯金」
家庭の固定費を洗い出す
ある程度効率的に貯蓄したり、レジャーや趣味にお金を使ったりするには、月々定期的に発生する費用や利用頻度に関わらずかかってしまうお金である「家庭の固定費」をどう管理するかが大切ですよね。
改めて、家庭の固定費、どんなものがあるでしょうか?
- 電気代
- ガス代
- 水道代
- スマホ代
- 固定電話代
- 家賃
- 各種長期ローン
- 駐車場代
- 保険代(貯蓄の一種でもありますが)
- 月額課金されてるスマホのアプリ etc
このなかには、削減したり変更したりしにくい住宅ローンや家賃といったものと、工夫すれば削減できたり、ポイント化して実質削減効果をもったりできるものがあります。
チリも積もればを見える化する
たとえば、電気代。
電力自由化によって、いまは所管する電力会社以外と電気代の契約をすることができます。2人世代で平均しても年間5,000円〜1万円程度、4人世帯であれば1万円〜3万円くらい削減することができます。
電気代を削減するために冷房を我慢したり、まめに電気を消したりもよいですが、いままでの生活をしているうえで、年間それくらい削減できると、20年で2人世帯で10万〜20万のインパクトがあります。結構大きいですよね?
ただ、その削減したお金、見える化されずにどこかに行ってしまいませんか?
電気代、月額1,000円削減できたとして、見方によっては「たかが1,000円」。20年で24万円というけれど、実際その恩恵は感じることなく、その1,000円はどこかに行ってしまうじゃないか? とやる気が起きない人もいると思います。私自身、そんな感じで、家庭の固定費削減に無関心でした。
そこでおすすめが「つもり貯金」です。
使った”つもり”分を専用に貯蓄する
電気代の例を続けましょう。
契約する電気会社を変える手間暇の面倒臭さを乗り越え、平均すると月々1,000円削減できるとしましょう。その1,000円を日々の家計に埋もれさせてしまうと、たまりもせず、その恩恵を感じることなく終わります。
そこで、その1,000円を、通常の貯金とは区別して、「使ったつもり」のつもり貯金をしておくのです!
私の場合は、別途毎月1,000円で積立型の投資信託を自動引落で設定しています。自動引落にしておくことで、心理的に「別のものに使った」という感覚なく、電気代節約分として貯めることができるんです。
3年経てば3万6千円。そのまま貯めてもよいですが、「電気代のおかげ〜」と思って、記念日などに充てて、いつもよりグレードの高い外食や旅行に出かけられますよね。
日々の節約だけだと、消極的な節約になってしまいますが、貯めてちゃんと自分の心が満たされることに使うことで、前向きになれる気がしませんか?
削減分を集約する
ちなみに私は、削減した分をまとめて貯蓄しています。
- スマホ代:au(月額約10,000円)→OCNモバイルOne(月額約5,000円)→楽天モバイル(当面0円)=いまではスマホ削減で月額1万円貯蓄
- 電気代:東京電力→JX=月額2,000円削減分貯蓄
- 固定電話:NTT→契約解除=月額7,000円削減
これだけで、月額約2万円の削減効果です。
私は不精なので、スマホのモバイルデータ通信を豆に節約したりするような節約術はできないです。データは遠慮せずガンガン使いたい。それでまかなえる契約をしておきたい。だから、自分の生活スタイルはあまり変えずに、契約の見直しで固定費を削減していき、その分を貯蓄していく方法をとっているんです。
月額2万円x12ヶ月x3年で、72万円。
追加で貯蓄ではなく、生活スタイルを変えるわけでもなく貯蓄できるーー大きくないですか?
年収500万円でゆるくいきたい
皆さんは、年収500万円と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
- 十分に稼げてる?
- そんなの無理!
- 目標年収1000万円への通過点
満足できる金額と思う人もいれば、まだまだと思う人、ないし、その金額も現実的には稼げない!という人もいる金額なのかなと思います。
年収500万〜600万円稼ぐ人はだいたい10%ほどと言われています。
500万円以上稼ぐ人は、約30%。
統計的には、上位に入りそうですが、500万円の絶妙なところは、そこに届く人にとってはまだ上が目指せそう。そこに届かなそうな人にとっては贅沢なライン。と、見方が分かれそうな点です。
足るを知る生活ラインでは?
僕はいくつか過去にブログを書いてきたのですが、人生折返しが見えてきたいま、500万円をどう稼ぐか、とか、500万円でどんないい生活を送るか、というような記事が書きたいのではなく、この絶妙な500万円という生活のなかで、心が楽ちんになれる生活が送れるのでは?という思いから書いていきたいなと思います。
がっつり、金融商品の紹介はしないし、どうやって稼ぐか、テクニックの紹介をする予定もないです(ちょっとはするかもですけどね)。他人の目を気にしすぎず、ゆるく豊かに生きていけるような、そんな記事を書いていきたいです。ごゆるりお付き合いくれたら嬉しいです。